長崎県大村市の保育士求人一覧

大村市には2021年7月時点で、公立保育所が1園、私立保育園が21園、公立認定こども園が1園、私立認定こども園が12園あります。2021年度、長崎県全体の保育士有効求人倍率は1.55です。2020年4月のデータによると、大村市の待機児童数は前年度の「70人」から「0人」へと解消しました。しかし、2020年8月時点で既に待機児童が発生しており、年度末に向けて増加することが見込まれています。市内の施設では保育士が不足している現状があり、待機児童解消には更なる保育士確保対策を図る必要があることから、今後も保育士さんの需要は伸びていくことが考えられるでしょう。

2020年度、長崎県全体における保育士の月の平均給与は、男性が18万2600円、女性が23万8700円であり、男女ともに全国平均を下回っています。大村市では保育人材の確保を目的として、保育施設での就職サポートを行う大村市こどもセンターを設置しています。潜在保育士さんや、保育士経験がある方が保育業界への就職を希望する際に、各種相談の対応や就職サポートを行っているようです。また、市内の保育所で勤務することを目的として、大村市に転入した方への祝い金を支給する「保育士等就職祝金」の制度を取り入れています。支給の対象者の中で、条件に該当する勤務時間や期間を満たした場合、最大10万円が支給されます。別途、県外からの対象者については加算金が支給されるなど、経済面での支援策に力をいれています。大村市は、費用面でのサポート支援に力を入れて保育士人材の確保に努めており、保育士さんとして働きやすい環境であるといえるかもしれません。

大村では、地域子育て支援センターを数カ所に設置しています。支援センターでは、就学前の子どもの子育てを行う家庭のサポートとして、親子が地域交流を図れる場所の提供や、保護者からの育児相談に専門のスタッフが応じる体制を整えています。また、大村市内には54の放課後児童クラブがあります。小学生の子どもを養育している保護者の方が、就労などの事情で昼間の時間に家庭を留守にする場合、放課後や学校休業日に子どもが安心して過ごせる生活の場を設けています。保護者の方が子育てと仕事の両立を行いやすいよう、子どもの預かりや相談支援を行い、地域の子育て家庭のサポートに力をいれています。大村市は、子育てをしている保育士さんも育児と仕事を行いやすい環境であるといえるでしょう。

大村市は、空港や高速道路があり、交通の利便性を活かしながら発展している長崎県の都市です。市内には国の天然記念物に指定されている「オオムラザクラ」という珍しい品種の桜があります。がく片と花弁が多く、すべての花が二段咲きであることが特徴です。春のお出かけスポットの目玉といえるでしょう。また交通面では、在来線が開通しており、テーマパークのある佐世保市や世界遺産のある長崎市へアクセスできるため、保育士さんは充実した休日を過ごせるかもしれません。