茨城県神栖市の保育士求人一覧

神栖市には2021年8月時点で、公立保育園が1園、私立保育園が19園、公立認定こども園が2園、私立認定こども園が4園、小規模保育事業所が6園、家庭的保育事業所が1園あります。2021年度の、茨城県全体の保育士有効求人倍率は4.34倍と、全国平均の2.94倍を大きく上回っており、保育士のニーズが高いことがうかがえるでしょう。2021年4月のデータによると、神栖市では2020年度に「2人」の待機児童が発生していましたが、2021年度は待機児童を解消しています。これは、神栖市が低年齢児保育のニーズに対応し、受け皿の拡充に努めてきた成果です。神栖市では、今後も保育ニーズに対応した多様な事業を展開し、子育てしやすい街づくりに努める方針を示しています。そのため、神栖市では保育士需要が高い水準で推移する可能性が考えられるでしょう。

2020年度、茨城県全体における保育士さんの月の平均給与は男性が31万4500円、女性が22万9500円であり、女性は全国平均を下回っているものの、男性は上回っています。神栖市の保育施設に新規就労する保育士さんは、茨城県が実施している「潜在保育士就職準備金貸付制度」を利用できます。この制度は、就職にかかる費用負担の軽減を目的として、週20時間以上の勤務条件で就職した保育士さんを対象に、最大40万円を無利子で貸し付けるものです。保育の人材確保に向けて引き続き処遇改善に取り組み、このような制度を実施している神栖市は、保育士さんが就職や再就職しやすいエリアといえるかもしれません。

神栖市では「子育て日本一プロジェクト」の実現を目指し、子育て支援事業を展開しています。その取り組みの一環として、子育て支援員を養成し、一時保育や地域型保育を担う人材の確保を図っています。また、茨城県と連携しながら保育ママ（家庭的保育者）の普及を推進し、小規模保育サービスの拡充に努める方針を示しています。このように、神栖市は子育て支援の充実を進めており、保育士さんの活躍の場が多岐にわたるようです。神栖市は、保育士さんが希望の勤務形態や職場を探しやすいエリアといえるかもしれません。

茨城県の東南端に位置し、南北に長い神栖市は、製造品出荷額が県内第1位を誇る国内屈指の工業地帯です。太平洋に面した立地と温暖な気候を活かし、漁業や農業も発展してきました。市域を南北に縦断する国道を中心に幹線道路が整備され、3路線の路線バスが運行しています。また市内外への移動手段として、在来線や高速バスを利用できるようです。アウトドアスポーツが盛んで、多くの市民がマリンスポーツやサッカー、テニス等を楽しんでいるそうです。その他にも、市内に夜間初期救急センターが開設されるなど救急医療体制の整備も進んでおり、保育士さんも安心して日常生活を送ることができそうですね。